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難病と科学技術投資

難病の解決には、科学技術投資が重要である。特に、難病にかかっている人が少ない場合、企業は難病の研究開発投資をしても回収できないとして積極的にならない危険があるだろう。国を挙げて科学技術に資金をつぎ込むことにより難病の研究を進める必要があるだろう。

難病に限らず、病気、事故、老化から人々を救うために、人類の科学技術水準を全体的に高めていかなければならないだろう。

脚気など、過去に難病とされた病気を人類は多く克服してきた。科学技術の水準を全体的に高めていくことによる人道支援を行なわなければならないだろう。基礎研究も含めて、国を挙げての科学技術投資が必要である。

科学技術の発展は最大の人道支援

科学技術の発展は最大の人道支援といえるでしょう。

たとえば、人類の歴史を見ると、平均寿命の伸びに最も貢献しているのは科学技術の発展によるものではないでしょうか。

飢饉の村を救うなど色々な人道支援がありますが、世界と日本の貧困の緩和に最も貢献しているのは、人類の歴史を振り返れば、科学技術なのではないでしょうか。

飢饉の村を援助物資により救うことは大切でしょう。しかし、科学技術の発展は、飢饉の村を援助物資により救うよりも永続的に飢饉の村を救っていくことができるでしょう。江戸時代の飢饉の村は、現在の日本からは一掃されてしまいました。

科学技術の発展により、多くの人命が救助されてきました。

これは医学の発展ばかりではなく、科学技術全体の発展によるものでしょう。

たとえば、エジソンの電球は、1人の医者が救えるより多くの命を救ってきたでしょう。燃焼による火事による人命損傷をはじめ、手術室を電球で照らすこと、暗い場所での作業を安全に行なうことなどによる人命救助の効果もあったと思います。

科学技術の発展は最大の人道支援ということができるでしょう。

謹賀新年 2008年は科学技術の飛躍の年に

明けましておめでとうございます。

日本の状態については暗い話題もありますが、日本の科学技術力を高めていくことで明るい未来がひらけていくと思います。

そのためには、斬新な科学技術の発展策を練っていくことが重要と思われます。

2008年が日本の科学技術の発展の年となることを願っています。

関連リンク
2008年 科学技術の発展に向けて

C型肝炎の救済と新しい治療法の研究開発の重要性

薬害肝炎の問題が報道されているが、薬害が証明できるか否かにかかわらず、C型肝炎で苦しんでいる人に対しては、広く救済が必要ではないだろうか。

C型肝炎はC型肝炎ウイルスにより引き起こされる感染症である。人類は科学技術の進歩により多くの感染症を克服してきたが、C型肝炎はまだ克服されていない。理系の研究開発により、ポリエチレングリコール(PEG)付加インターフェロンα等の新しい治療法等が開発されているが、今後の研究開発の余地が多い。

科学技術の進歩は多くの人々を恐ろしい疾患から救った。現在では恐ろしくなくなった多くの疾患が、昔はC型肝炎やそれ以上に恐ろしい疾患だった。科学技術の進歩が人命救助になるという視点が重要だろう。

C型肝炎の治療費等への助成は、人命救助のためであり、生きたお金の使い方といえるのではないか。

しかし、現在の科学技術水準を前提とした治療で治る人ばかりではない。本当の救済は、現在の科学技術水準を上げ、C型肝炎の治療法を進歩させることではないだろうか。基礎研究を含め、C型肝炎についての研究開発が重要である。

現在の科学技術水準を上げて、C型肝炎の新しい治療法を開発することについて、人命救助の視点があることを、国民に周知していくことが重要だろう。無駄遣いをやめ、C型肝炎患者の全員救済のための研究開発に、もっとお金をかけることが重要なのではないだろうか。

C型肝炎の新治療法の開発には、医学研究者だけでなく、多くの理系の力が必要となるだろう。ゲノム創薬と分子標的薬でも述べたが、科学技術は全体として発展するものである。難病と理工系でも述べたが、理工系こそが医学の進歩の鍵を握っているといえるだろう。

C型肝炎に限らず、人類が病気を克服するためには、現在の科学技術水準を全体として引き上げていく必要があるだろう。

そのためには、科学技術の発展を加速するために、科学技術と理系に関する関心を高めていくことが重要となるだろう

多様な理系の多様な価値観

理系の地位向上といっても、多様な理系は多様な価値観を持っており、その抱くイメージは人により異なっている。

たとえば、職場での出世が地位向上であると考える理系がいる一方で、職場で出世するとわずらわしいので職場で出世しないで研究を続けられることが地位向上であると考える理系もいる。

金銭面の待遇が重要であると考える理系がいる一方で、金銭面のことを言うのは理系らしくないとして金銭面の待遇の向上を言うのを嫌う理系もいる。

多様な理系の多様な価値観を見るとき、価値観が違っても、理系の地位向上をするという点で一致点を見出していくことが大切であると感じる。

多様なヨーロッパの国々も、それぞれ考え方や価値観は違っている。しかし、ヨーロッパ連合を作ったことにより、ヨーロッパの地位は向上した。

アフリカの国々も、内戦や内部対立をやめてアフリカ連合としてまとまっていくことができれば、地位を向上させることができるだろう。

中年、晩年に輝く理系

中年、晩年になっても、技術が大好きで、いつも面白いことを追求している輝く理系が存在するだろう。そのような輝く理系の中年、晩年の存在は、理系の地位向上についてヒントを与えるものではないだろうか。

科学技術の専門化、細分化が進み、専門化、細分化により隣の分野のことが分からなくなっていく側面もあるが、ある狭い分野を深く探求していくことが他の分野の理解につながっていく側面もあるのではないだろうか。

中年、晩年になっても、若い頃と同じように夢をもって科学技術に取り組んでいく理系の中年、晩年の可能性を考えていくことが、理系の地位向上につながる一つの道筋かもしれない。

理系の中年、晩年について自由に考えをめぐらせることにより、各人が理系の中年、晩年について考えてみることも必要ではないだろうか。

関連リンク
理系小説 − 理系の晩年2 燃え続ける技術者魂

アフリカ連合

アフリカ連合は、あまり知られていないが、大きな潜在力を持っている。

アフリカ連合とは、アフリカ53カ国が参加する連合である。その人口は約9億人に達し、中国、インドに匹敵する。面積は、世界の約20%を占める。天然資源も豊富である。

アフリカ連合が中国、インドほど関心を集めていないのはなぜだろうか。それは、アフリカ諸国の連合が弱く、互いに争っているからではないか。

現時点では、アフリカ連合の経済規模は、日本一国にも及ばない。しかし、アフリカの国が互いに争うのを止めて本当に強く連合すれば、多くの面で日本よりも大きな潜在力があるだろう。

アフリカの部族対立や内戦をやめることが重要ではないだろうか。争いを止めることが重要ではないだろうか。理系の連帯ならぬアフリカの連帯が重要だろう。

アフリカが一つにまとまったとき、アフリカの地位は向上するのではないだろうか。

戦前の日本の科学技術立国

戦前の日本の科学技術立国について調べてみた。

科学技術関係の人材の地位は、軍事に関係するものは高くなっている。

しかし、日本全体の科学技術水準を引き上げるのに必要な基礎的な部門の人材の地位向上については不十分と感じた。八木アンテナの流出もその一例であろう。

結局、軍事に直接関係すると考えたところに力を入れ、基礎的な科学技術水準の向上が軽視された感がある。

戦前の日本の科学技術立国も不十分なものであったように思われる。

救急隊員への暴力

救急隊員への暴力が問題になっているようだ。

救急隊員が一生懸命がんばっているが、危険な仕事でもあるだろう。救急隊員は暴力などに限らず色々な危険に遭遇すると思われる。

救急隊員、救助隊員等の技術職の地位を向上すべきではないだろうか。

がんばっている救急隊員には本当に感謝したい。救急隊員は、人の命を救う技術職としてがんばってほしいと思う。

人の命を救う技術職

人の命を救う理系というと医者を思い浮かべる人が多いかもしれない。

しかし、医学は検査機器、治療機器等、広範な理工系による科学技術の進歩の恩恵を受けていることは前述した。優れた理工系は、多くの人の命を救う可能性がある。

さらに、人の命を救う技術職も注目されなければならないだろう。

持っている技術を利用して人の命を救う理工系としては色々な職種が考えられるが、一例を挙げる。

まず、救急隊員が挙げられるであろう。適切な救急処置と病院への搬送を行なうためには、高度な技術が必要とされよう。救急隊員は、一種の技術職と見ることができ、理系に分類することができるであろう。救急車には多くのテクノロジーが使われていることはいうまでもない。人の命を救うことへの理工系の貢献は大きなものだろう。

救急隊員が、広範な理工系による科学技術の進歩の恩恵を受けていることは言うまでもないだろう。救命率の向上に向けた科学とテクノロジーの進歩が期待される。

次に、災害時の救助隊員が挙げられるであろう。適切な救助処置には、高度な技術が必要とされよう。救助隊員は、一種の技術職と見ることができ、理系に分類することができるであろう。

災害の研究も、広範な理工系による科学技術の進歩の恩恵を受けていることは言うまでもない。救助率の向上に向けた科学とテクノロジーの進歩が期待される。災害の予測や対策には、高度な技術が必要となろう。人の命を救うことへの理工系の貢献は大きなものだろう。災害救助ロボットなどの研究開発も重要となるであろう。

人の命を救う技術職とそれを支える理工系による科学技術の進歩について考えていくことが、理系の地位向上につながっていくだろう。
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