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豚インフルエンザ

豚インフルエンザについて、人から人への感染を確認したというニュースを見た。

鳥インフルエンザ(H5N1)ではなく、豚インフルエンザというニュースのようだ。

どのようなものなのかなど詳細な情報は分からないため、今後もニュース等に注意を払う必要があるだろう。

豚インフルエンザというのを予想して社会が対策できていただろうか。

新型インフルエンザの脅威は、必ずしも鳥インフルエンザに限られないことが分かる。

また、インフルエンザに限らず、色々な新型感染症について、科学技術の発展が役に立つだろう。

新型感染症の撲滅のための医学研究、理工系研究に十分な資金が供給されているだろうか。

医学研究だけではなく、理工系研究も人命救助のために重要となるだろう。科学技術は、全体として発展するものだからである。

人命救助の新たな可能性

科学技術の発展は人命救助の新たな可能性を拓くものではないだろうか。

科学技術の発展がなされていなかった時代には平均寿命は10歳台、20歳台だった。人類の歴史を見れば、人命救助に最も貢献しているのは科学技術なのではないかと思われる。

科学技術の発展は、人命救助の新たな可能性を切り拓くものである。これは医学に限られるものではないと思う。

たとえば、人工衛星による携帯電話(衛星電話)、太陽光発電、超低価格のコンピュータ、自動翻訳ソフト等を発展途上国に普及させることは、インターネットを通じて、発展途上国の人が必要な情報にアクセスできることにつながる。そのことによって必要な情報が手に入り、救われる命も大きいだろう。

科学技術の発展は、人命救助の新たな可能性を切り拓く。たとえば、新型インフルエンザの監視や治療法の開発などは、人命救助の可能性を示している。

科学技術の発展を待ち望んでいる人が、理系の地位向上を待ち望むようになれば、科学技術の発展が実現するのではないだろうか。

外科医の人命救助のサポート

外科医が手術をして人命を救助するシーンを見ると医者の偉大さに心を打たれる。多くの人がお医者さんに対する畏敬の念を感じるのではないだろうか。

手術において、多くの理系が外科医の人命救助のサポートをしているということに気づく。手術器具や手術を支える装置には、多くの理系が関与している。

医者以外の理系も人命救助に貢献していることに気づけば、理系全般についての畏敬の念を深めていくことができるのではないだろうか。

最近では手術の訓練にシュミレータを使うなど、医師の教育についても理系の技術の貢献の可能性が広がっているようだ。

理系が人命救助に貢献する側面については、学校教育等でもあまり強調されていないと思われる。

理系の活動がどのように人命救助に関係しているのかについて、学校教育で十分に教えるようにすれば、理系への畏敬の念と関心を高めていくことができるのではないだろうか。

知識の普及は人命を救う

アフリカでAIDSが蔓延しているという話があった。

現在の科学技術水準ではAIDSは恐ろしい病気である。しかし、知識の普及によってAIDSを予防することはできる。

すなわち、知識の普及は人命を救うのである。

知識の普及に関係している科学技術も人命を救っている。たとえば、インターネットの技術、出版関係の技術、放送関係の技術は、AIDSについての正しい知識の普及を通じて、多くの人命を救う力があるだろう。

アフリカで、知識の普及に役立つインターネットの技術、出版関係の技術、放送関係の技術等の情報インフラ、通信インフラを整備することで、AIDSの蔓延を防止できるのではないだろうか。

日本のアフリカへのODAを、橋やダムなどのインフラだけではなく、AIDSに対する正しい知識の普及を可能とする情報インフラ、通信インフラの整備に向けることが、人命救助に役立つかどうかを検討する必要があるだろう。

そして、今後の科学技術の発展は人命救助につながっていく。

たとえば、情報インフラに、自動翻訳技術、音声合成技術等の進歩が加われば、識字率が低い国でも、人々にAIDSについての正しい知識を伝えることを容易にするだろう。

また、人工衛星による衛星携帯電話技術、小型発電技術、高性能の電池技術等は、送電インフラが不十分な地域においても、情報インフラを構築することに役立つであろう。

理工系は、科学技術を発展させることにより、地球規模での人命救助に貢献することができるのである。

ハイテク技術による人命救助

医者が人命救助と関係していることは意識しやすい。

しかし、ハイテク技術の研究者、技術者が人命救助と関係していることは普段あまり意識されていないのではないだろうか。

ハイテク技術の研究者、技術者が医学の発展を支えている点は多く述べてきた。しかし、医学の発展と関係なくても、以下のように人命救助と関係していると思われる。

今後の科学技術の発展は、人命救助に対する大きな可能性を秘めている。

たとえば、風力発電技術、安価な小型コンピュータの技術、人工衛星技術、携帯電話技術、自動翻訳技術などは、人命救助と関連されて意識していない人が多いかもしれない。

しかし、これらのハイテク技術が発展すれば多くのことが成し遂げられる可能性がある。

たとえば、発電所がないような発展途上国で、小規模な風力発電により電気を起こしてコンピュータを駆動する。

そして、発展途上国に、安価な小型コンピュータを配布し、人工衛星を用いた携帯電話を用いてインターネットに接続できるようにする。

そして、インターネット上の情報をその国の言葉に自動翻訳して見られるようにする。

これらは、現在の科学技術水準では難しいかもしれないが、今後の科学技術の発展、たとえば自動翻訳の精度の向上などにより、実現可能なのではないだろうか。

このようなことが実現すれば、発展途上国の人は、インターネット上の莫大な情報に、その国の言葉でアクセスできるようになるだろう。

そうなれば、医療知識、衛生知識などの普及を促し、教育水準の向上により、多くの人命救助へとつながっていくだろう。

このように、ハイテク技術の研究者、技術者が科学技術を発展させることが人命救助と関係していることを多くの人が意識していくことが、日本の科学技術の発展に役立つのではないだろうか。

医者は日本で治療等を行なっている。だから、人命救助は主として日本にいる人が対象となる。

これに対し、ハイテク技術の研究者、技術者が開発した技術は国境を越えて使われる。より国際的に人命救助に結びつく可能性があるだろう。

携帯電話と人命救助

携帯電話の通話可能エリアの拡大も科学技術の勝利の一例であろう。

医学が人命救助と関係していることは連想しやすいが、携帯電話が人命救助と関係していることは連想しにくいかもしれない。

しかし、たとえば緊急事故に会った人、山で遭難した人などが、携帯電話で助かったことがあるのではないだろうか。

携帯電話の技術が、人命救助に結びつく可能性があるだろう。

衛星技術等によって、全世界が携帯電話で結ばれると発展途上国の人々の人命救助に役立つ可能性があるだろう。

携帯電話によって色々な情報を手に入れられるような地域を地球に広げていくことは人命救助に貢献することになるのではないだろうか。

余命の大切さ

余命がわずかな人の話を見た。余命がとても大切であることは多くの人が気づいていない。

科学技術の発展により余命を伸ばしていくことが大切である。

平安時代には、平均寿命は10歳代であり、多くの人が成人を迎える前に死んでいった。

科学技術の発展がもたらした余命に感謝すれば、科学技術の大切さが分かると思う。

科学技術の発展は、多くの人の余命を引き上げていく。

科学技術の発展に向けた努力は、多くの人命を救助することにつながっていくであろう。

医者は理系か文系か

医者は理系か文系かという疑問があるかもしれませんが、一般に医者は理系とされています。なぜ医者が理系なのかについて考えてみます。

人体は物質でできており、物理、化学、生物学の法則に従います。また、人体に影響を与える薬、化学物質、治療機器、診断機器なども、物理、化学、生物学等の法則に従っています。

病院に行けば、薬だけではなく、様々な治療機器、診断機器、器具、化学物質などが使われており、理系の諸学問が医学に大きく貢献していることが分かります。

また、医学は、物理学、化学、生物学の発展の影響を受けます。たとえば、物理学がなければ、X線CT、核磁気共鳴画像法(MRI)、放射線療法などは生まれないでしょう。化学がなければ、各種の治療法は生まれませんし、そもそも人体における薬物の代謝の仕組みも解明できません。

このように、科学技術全体と、医療とは密接に結びついているということができるでしょう。

医者が、科学技術の諸分野の成果を、医療の現場に積極的に取り込んでいくことが、人命救助につながるのではないでしょうか。
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