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知識の普及は人命を救う

アフリカでAIDSが蔓延しているという話があった。

現在の科学技術水準ではAIDSは恐ろしい病気である。しかし、知識の普及によってAIDSを予防することはできる。

すなわち、知識の普及は人命を救うのである。

知識の普及に関係している科学技術も人命を救っている。たとえば、インターネットの技術、出版関係の技術、放送関係の技術は、AIDSについての正しい知識の普及を通じて、多くの人命を救う力があるだろう。

アフリカで、知識の普及に役立つインターネットの技術、出版関係の技術、放送関係の技術等の情報インフラ、通信インフラを整備することで、AIDSの蔓延を防止できるのではないだろうか。

日本のアフリカへのODAを、橋やダムなどのインフラだけではなく、AIDSに対する正しい知識の普及を可能とする情報インフラ、通信インフラの整備に向けることが、人命救助に役立つかどうかを検討する必要があるだろう。

そして、今後の科学技術の発展は人命救助につながっていく。

たとえば、情報インフラに、自動翻訳技術、音声合成技術等の進歩が加われば、識字率が低い国でも、人々にAIDSについての正しい知識を伝えることを容易にするだろう。

また、人工衛星による衛星携帯電話技術、小型発電技術、高性能の電池技術等は、送電インフラが不十分な地域においても、情報インフラを構築することに役立つであろう。

理工系は、科学技術を発展させることにより、地球規模での人命救助に貢献することができるのである。